工事名 | 東京国際空港D滑走路建設外工事 |
工事場所 | 東京都 |
完成年月 | 2010年10月 |
構造形式 | 2方向プレテンション方式PC床版 |
標準寸法 | 7.820m×3.530m |
サクセムは一般のコンクリートと比較して力学的性能が高いため床版を薄く、軽くすることが可能です。普通コンクリート製のPC床版に比べ重量が約半分となり、桟橋ジャケットおよび鋼管杭の鋼材量が低減できます。また、緻密な組織が塩分の浸透を防ぎ、塩害に対して優れた抵抗性を有するため、維持管理費の低減も期待できます。
サクセム床版の製作
当工事のために千葉県富津市に床版製作工場を建設しました。工場には、サクセム製造プラントのほか、一度に最大20枚の床版を製作可能な長さ約100m、幅約12mの製作ラインを2ライン、二次養生槽、仕上げ・検査ヤードおよび門型クレーンなどを整備しました。約4ヶ月でサクセム床版を797枚製作しました。
サクセム床版の施工
サクセム床版を海上輸送し、桟橋ジャケット上の所定の位置に1枚1枚クレーンを用いて架設した後、床版間の目地にコンクリートを打設しました。